タイラバのフックセッティングについては船上でも沢山ご質問をいただく話題です。
ありがとうございます[E:#x1F60A]
ブログ上でもご紹介をさせていただいている通り、
今のところの結論は、
ショートの並行仕様(地獄針)がベストだと思います。
多くの方がすでに実践し、釣果で証明してくださっております。
ただし
と、付け加えさせていただくなら…。
これは明石海峡をはじめとしたフィネスセッティングのタイラバに最適な仕様と言えます。
他にもロング段差仕様のセッティングを好んで使われている方もいる事でしょう。
これはこれで、意味のあるセッティングなのでもちろん全てを否定は致しません。
何を隠そう元々、ロング段差仕様の針を某商品に採用・搭載したのも、その効果をもっと世に伝えたい!と考えて全国各地に転戦していたのも、このブログを書いている当人ですのでw
両方の利点は熟知しているつもりです[E:#x1F44D]
ここに、簡単にまとめておくと、
ロング段差仕様は、ボリュームのあるカーリーネクタイなどに適した仕様です。
ダイナミックなカーリーネクタイの動きを妨げにくいからです。
逆に、大きなカーリーネクタイにショート並行仕様の針を合わせると、ネクタイの動きが悪くなってしまい釣果を下げる事に。
針掛かりも悪くなるかもしれません。
他にも、透明度の高い日本海で多用される早巻きの誘いなどでは、後ろの針が絶妙に真鯛の口を捉えてくれる効果がありますので、ロング段差仕様は有効だと思います。
ドテラ流しや、キャスティングのタイラバにも向いています。
ロング段差で無ければ獲れない魚も沢山います。
しかし、
バーチカルで、比較的スローな巻きで、根掛かりが多く、細く短いネクタイを多用する現在の明石海峡においては、コンパクトにまとめられたフックセッティング=ショート並行仕様の方が利点は多いでしょう。
適材適所って事ですね。
ちなみに明石海峡のフィネスなタイラバにショート並行仕様の針を
タイラバビギナーの皆さんに試して頂いたところ、劇的にキャッチ率が向上しました。なので、自信を持ってオススメできる訳です。
唇の良いところに2本の針が掛かるのでファイトも安心して見ていられます。
マジカルワーム、中井チューンなどの短いネクタイとショート並行仕様の組み合わせの場合。
ヘッド、ネクタイ、針…
アタックしてきた鯛がどこにバイトしていたとしても、この針なら口に掛かり易くなります。
他にも3本針、4本針の段差仕様などのセッティングもございますが、大人数の乗り合い船ではトラブルの元になるのでオススメできません。
絡んだ糸やネットから針を外す格闘に後悔する事でしょう。笑
自爆はまだしも、
他の方に迷惑をかけてしまうと両者とも最悪の1日に…。
達人級に慣れた方であるか、
少人数で楽しめる特別な環境があれば、フックもドラグも自由にできるのですけれどね。
もしも、タイラバビギナーでどうしても仕掛けを準備する自信が無いと言う方がおられましたら、利弥丸オリジナルのタイラバ(3個セット2,000円)を御予約の際にお申し付けください。
フッ素パイプを搭載した鉛のヘッドに、ベストなフック、そしてその時にベストなネクタイをセットした状態でお渡しいたします。
重さやカラーは状況に合わせてチェンジさせていただきます。
タングステン製ヘッドのベストなセッティングのタイラバが100点満点中の80点、既製品のボリューミーなタイラバを30点とすれば、60点程のタイラバですw
驚くほどにシンプルな見た目ですが…鉛ヘッドの割にはそこそこ釣れていますw (現物を見てのお楽しみw)
これをきっかけにフックの作り方を覚えていただき、70点、80点、そして100点満点に近いタイラバを目指して、カスタムパーツを買いにお店へ走っていただけるようになれば…と、考えています。
是非ご活用ください。
それでは、また。